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赤色の代表石、5大宝石の一つのルビー/
ダイヤモンドに匹敵する輝きが魅力的なスフェーン
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宝石名 | ルビー | スフェーン |
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鉱物名 | コランダム | チタナイト |
和名 | 紅玉 | チタン石、くさび石 |
名前の由来 | 赤色を意味するラテン語「ルベウス」が由来 | 結晶がくさびの形に似ていることから、ギリシャ語「くさび(Sphenos)」が由来 |
色 | 赤 | 緑~黄緑~褐色 |
モース硬度 | 9 | 5.0-5.5 |
産地 | ミャンマー、タイ、スリランカ、マダガスカルなど | パキスタン、マダガスカル、ロシアなど |
石言葉 | 情熱・仁愛・威厳 | 永久不変 |
効果 | 危険や災難から身を守る・勝利に導いてくれる | 心の平穏・人生を切り開き、成功へ導く |
お手入れ | ぬるま湯に中性洗剤を入れて、ブラシで洗浄/超音波洗浄 | ぬるま湯に中性洗剤を入れて、柔らかいブラシで優しく洗浄 |
その他 | 非加熱、ミャンマー(ビルマ)産、ピジョンブラッドが高価で取引されている。 赤色以外のコランダムはサファイアとなる | 強いファイアによる煌めきが特徴。褐色よりも緑色、きらめきが強いものが上質とされている |
7月の誕生石は、皆さまご存じの情熱的な赤色のルビー。還暦のお祝いとしても人気ですが、その他にもおひつじ座やしし座の星座石に、結婚40周年の紅玉婚式に指定されています。
もう一つは2021年末に新たに指定されたスフェーン。黄色や黄緑、褐色の中にラメを閉じ込めた様なキラキラした煌めきが魅力的で、近年じわりと人気が高まっています。
今回はそんな7月の誕生石をご紹介します。
▼その他の誕生石について詳しく知りたい方はこちら
1.ルビー
ルビーの特徴
赤色と言えばルビーと言われるほど、赤色の宝石の代表格であり、和名も「紅玉」。鉱物名はコランダムであり、モース硬度は9と硬く、ジュエリーとしてもピッタリな宝石です。
サファイアも同じ鉱物のコランダムですが、その中でも赤色のものだけが「ルビー」と呼ばれています。通常加熱処理をすることで美しく発色させていますが、それをしなくても綺麗なルビーは非加熱(ノーヒート)として市場に出回り、評価が上がります。また、鮮やかで深い赤色で輝きがあるものはピジョンブラッド(鳩の血)と呼ばれ、高値で取引されています。
主な産地はミャンマー(ビルマ)、タイ、スリランカ等。その中でも、ビルマ産ルビーはピジョンブラッドの様な深い赤色が多いのが特徴です。
サファイアも同じ鉱物のコランダムですが、その中でも赤色のものだけが「ルビー」と呼ばれています。通常加熱処理をすることで美しく発色させていますが、それをしなくても綺麗なルビーは非加熱(ノーヒート)として市場に出回り、評価が上がります。また、鮮やかで深い赤色で輝きがあるものはピジョンブラッド(鳩の血)と呼ばれ、高値で取引されています。
主な産地はミャンマー(ビルマ)、タイ、スリランカ等。その中でも、ビルマ産ルビーはピジョンブラッドの様な深い赤色が多いのが特徴です。
ルビーの由来
ルビーはラテン語で赤色を意味する「ルベウス(rubeus)」に由来します。
昔は赤い宝石=ルビーと呼ばれており、大英帝国の冠「黒太子のルビー」は実はスピネルであったことは有名な話。その他にもルビーだと思われていたのがガーネットであったりと、色々な宝石に間違われた歴史があります。
昔は赤い宝石=ルビーと呼ばれており、大英帝国の冠「黒太子のルビー」は実はスピネルであったことは有名な話。その他にもルビーだと思われていたのがガーネットであったりと、色々な宝石に間違われた歴史があります。
ルビーの効果
石言葉は「情熱・仁愛・威厳」。
ルビーと言えば、「情熱」を表す宝石として有名です。心の中からメラメラ燃え上がるような赤。その情熱が人々を惹きつけてくれます。
古くから勝利を引き付けるお守りの石としても重宝されており、権力や富をもたらしてくれる宝石として昔の権力者はルビーを身についていたそうです。恋愛成就を願う方や、目標に向かって進んでいる方、情熱的に過ごしたい方におすすめです。
ルビーと言えば、「情熱」を表す宝石として有名です。心の中からメラメラ燃え上がるような赤。その情熱が人々を惹きつけてくれます。
古くから勝利を引き付けるお守りの石としても重宝されており、権力や富をもたらしてくれる宝石として昔の権力者はルビーを身についていたそうです。恋愛成就を願う方や、目標に向かって進んでいる方、情熱的に過ごしたい方におすすめです。
ルビーのお手入れ
ルビーはモース硬度9と、宝石の中でも硬い石として有名です。神経質にならずに、どんどん使ってください。ただ、ダイヤモンドよりは柔らかく、他のジュエリーと一緒に保管することは出来る限り避けましょう。
クリーニングする際はコップにぬるま湯を入れて、中性洗剤(食器洗い洗剤)を少し入れます。その後、柔らかいブラシ(毛が柔らかい歯ブラシなど)を洗剤につけて軽く叩くように洗ってください。ごしごしこする様に洗うと、石を留めている爪が浮いたりするので、叩くように洗うのがポイントです。洗い終わったら最後にぬるま湯で洗い流してください。
細かい汚れを落とすために、超音波洗浄機を使うのもおすすめです。
クリーニングする際はコップにぬるま湯を入れて、中性洗剤(食器洗い洗剤)を少し入れます。その後、柔らかいブラシ(毛が柔らかい歯ブラシなど)を洗剤につけて軽く叩くように洗ってください。ごしごしこする様に洗うと、石を留めている爪が浮いたりするので、叩くように洗うのがポイントです。洗い終わったら最後にぬるま湯で洗い流してください。
細かい汚れを落とすために、超音波洗浄機を使うのもおすすめです。
宝寿堂ではルビーのジュエリーも多数取り揃えています。ぜひ、宝寿堂のホームページもチェックしてみてください。
▼ルビーのジュエリーはこちら
2.スフェーン
スフェーンの特徴
元々はあまり知られていなかったのですが、2021年に7月の誕生石として指定されてから、人気となった宝石です。その人気の秘密はなんといっても、その虹色の煌めき(ファイア)です。宝石としても色は緑色~褐色ですが、ダイヤモンドに匹敵するほどキラキラ輝き、一度見たら、記憶に刻みこまれるでしょう。
褐色よりも緑色で透明度が高く、煌めきが強いものが上質とされています。
鉱物名はチタナイト。和名もそのままチタン石と呼ばれます。また、結晶がくさびに似ていることから、くさび石と呼ばれることも。
スフェーン自体は世界各地で産出されますが、宝飾用の高品質なスフェーンはパキスタン、マダガスカルやロシアなど、一部の限られた地域となります。
褐色よりも緑色で透明度が高く、煌めきが強いものが上質とされています。
鉱物名はチタナイト。和名もそのままチタン石と呼ばれます。また、結晶がくさびに似ていることから、くさび石と呼ばれることも。
スフェーン自体は世界各地で産出されますが、宝飾用の高品質なスフェーンはパキスタン、マダガスカルやロシアなど、一部の限られた地域となります。
スフェーンの由来
結晶が「くさび」の形に似ており、ギリシャ語で「くさび」を意味する「スフェノス(Sphenos)」が由来となっています。
※くさび=V字型にとがった木片や鉄片
※くさび=V字型にとがった木片や鉄片
スフェーンの効果
石言葉は「永久不変」。
自分らしさを失わず、前向きに進んでいける、そんな意味をもつスフェーン。人生を切り開き、成功へ導いてくれる助けとなってくれます。
「自分らしく、強く生きていきたい」そんな方にぴったりな宝石です。
自分らしさを失わず、前向きに進んでいける、そんな意味をもつスフェーン。人生を切り開き、成功へ導いてくれる助けとなってくれます。
「自分らしく、強く生きていきたい」そんな方にぴったりな宝石です。
スフェーンのお手入れ
ダイヤモンドの様に虹色の煌めきを持つスフェーンですが、モース硬度は5~5.5と非常に柔らかい宝石です。他の宝石と当たると割れてしまいますので、必ず、個別に保管してください。
クリーニングする際はコップにぬるま湯を入れて、中性洗剤(食器洗い洗剤)を少し入れます。その後、柔らかいブラシ(毛が柔らかい歯ブラシなど)を洗剤につけて軽く叩くように洗ってください。ごしごしこする様に洗うと、石を留めている爪が浮いたりするので、叩くように洗うのがポイントです。洗い終わったら最後にぬるま湯でスフェーンを洗い流してください。
クリーニングする際はコップにぬるま湯を入れて、中性洗剤(食器洗い洗剤)を少し入れます。その後、柔らかいブラシ(毛が柔らかい歯ブラシなど)を洗剤につけて軽く叩くように洗ってください。ごしごしこする様に洗うと、石を留めている爪が浮いたりするので、叩くように洗うのがポイントです。洗い終わったら最後にぬるま湯でスフェーンを洗い流してください。
宝寿堂ではスフェーンのジュエリーも多数取り揃えています。ぜひ、宝寿堂のホームページもチェックしてみてください。
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